ギャラリーとしてできることを考える。

ひっそりと始めた「おひねりプロジェクト」。
それは、力も資金もない、個人経営の企画ギャラリーとして、
作品の発表の場を作る、魅力を伝える、作品を気にってくれた人の
ことろへ嫁がせる、の他に作家が制作を続けていけるような
環境を作ることやモチベーションとなることを出来ないだろうか、
と考えた始動したプロジェクトです。

以前に気持ちを書き殴りしましたが、改めて正式に声高々に表明したいと
思います。

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「おひねりプロジェクト」

美術関係者の方々には、ご存知の事だと思いますが、展覧会を開催するには、
●製作費
●会場費
●DM印刷費
●DM郵送費
●搬入搬出費
●お礼状(作家によりけり)

などなど、たくさんの費用がかかります。

ギャラリーは、一般的には企画ギャラリーと、貸しギャラリーに分けられますが、
貸しギャラリーの場合は、そうした費用は作家が負担し、
企画ギャラリーは会場の提供とその他一部をギャラリー側で
負担することになります。


「Hasu no hana」は、基本的に「企画ギャラリー」として運営
しています。
「珈琲が飲めるギャラリー」としているのは、展覧会を見て、
その空間の中で作家さんとお話をしたり、珈琲が飲めるような
「トータルな満足を得られる場所」があればいいな、という思いを
実現しかった部分もあります。

軽食も提供しているのは、「鵜の木」という場所は日曜日ともなれば
商店街の多くの店は閉まってしまうため、
足を運んでいただいた方へのおもてなしの意味を兼ねています。

飲食を提供している、という状況のため、展示する作品が限られてしまったり、
作家によけいな心配をかけてしまうのではないか、と悔しい気持ちもあります。

でも、矛盾しているようですが、作品をみて「何か」を感じることができて、
くつろいで「珈琲」も飲めるという「空間」を提供したい、
という気持ちもかわらないままです。

そして、同時に、いつも、なんとかして、作家をもっと応援できないか、
という思いがあります。


企画ギャラリーとして運営していくためには、当然ながら資金が
必要となります。
「Hasu no hana」の場合は、飲食を提供することで、その資金の一部に
あてています。
作品の販売によって、資金を捻出するのがギャラリーの基本ですし、
器、ジュエリー、バッグなど実用性あるものの場合はそれなりに売れたりもします。

ただ、いわゆる鑑賞を目的としたアート作品になると、途端に難しい状況になるのは、
多くのギャラリー関係者や、作家自身も感じている事ではないでしょうか。

ギャラリストとして、アートフェアなどに出展する、海外に積極的に出かけ、
マーケットを開拓するなど、所属作家の作品を販売して、
資金的にも十分にサポートしていく、という事も全く
考えないわけではないですが、今はノウハウも経験ももたりません。
それでも、今の自分のでも、なんとか「企画ギャラリー」として、
作家の力になれれば、という思いはあります。

ギャラリーと同じように、鑑賞を目的としたものでも、ライブを聞きに行ったり、
舞台を見に行ったり、映画を見にいくと行った場合には、入場料が発生します。
その業界の事情がそれぞれあると思いますが、場合によっては演者が
アマチュアであっても”見る”ことに、お金を払うことがあります。

ギャラリーの展示でも、所有する喜びだけでなく、”見る”ことで、得られる感覚が
あることを、ギャラリーを1年間運営し、来場者を見て、より確信するようになりました。
だから、美術館のように、ギャラリーという場所であっても、”見る”ことだけに
お金を払う場合があってもいいのでは、と思うようになりました。

「Hasu no hana」は小さなギャラリーです。
入場料をとる、ということは、展覧会をより多くの人に見てもらうためにも、
出来ないなあ、と思います。
⇒(追記:2014年9月より展覧会のみは入場料300円という形を導入しました。
企画展40本を開催し、展覧会クオリティの責任や、発表の意味を問い、このような
形にいたしました。)

展覧会をみにきた、お客さんが「この作家さんを応援したい。
また作品をみたい」と思った時、またこのギャラリーに対して、
「展覧会楽しかったです」と思うような時。
そうした場合に、その思いを「おひねり」としていただけら、と考えました。
任意ですし、気持ちですがら、いくらでも構いません。
お賽銭のように5円でも、、、。
珈琲を飲みに来て、展示に興味がない場合などもあると思います。
作品を見て、よかった、と思う時だけです。
それは作家にとってもモチベーションになると思うし、
ギャラリーとしても、いい展覧会を企画してゆこうという次への
気持ちへつながります。

「おひねり」は、展覧会を開催する上で必要な経費にあてられればと思っています。
その事で、作家の制作活動を応援することが出来れば、と考えています。

また展覧会毎に集まった金額や、使い方の明細もHPで報告する予定です。

とても、ささやかなプロジェクトですが、大げさにいえば、アート界に
とっても新しい試みだとは思います。

そして、この「おひねりプロジェクト」に賛同してくれる、
ギャラリーや作家がいたら、積極的に取り入れて、どんどん広まって欲しいと思っています。

「Hasu no hana」店長
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